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青少年交換委員会より 岡邉晴香さん(岡山旭川RC) 「3地区合同オリエンテーションに参加して」

2014/02/27

「3地区合同オリエンテーションに参加して」
 
 2月22日と23日の二日間、岡山県倉敷市の倉敷シーサイドホテルで行われた3地区合同オリエンテーションに参加しました。その感想をお伝えしたいと思います。
 今回参加したのはアウトバウンド(派遣予定者)、インバウンド(来日学生)、ローテックス(学友)とロータリアンの方々でした。住んでいる県や年齢、国籍さえも違う初対面の人たちと過ごすのは初めての経験ではじめは緊張しましたが、とてもいい刺激になりました。その中でも特に感じたことが二つあります。
 
 一つ目は派遣学生として何を考えるべきか、ということです。
二日間を通して様々な立場の方のお話を伺いました。その中で、青少年交換派遣第一期生の濱惠介さんをはじめとする留学や海外での生活経験をお持ちの方々のお話も伺いました。濱さんは講演の中で「苦労を惜しまない」ということを強調しておっしゃいました。また、ローテックスの方々のお話にも「できるだけ多くの事に挑戦した」といった言葉が何度も出てきました。私は今まで派遣学生としての在り方というものを考えたことがなかったのですが、このようなお話を聞いて、留学という機会を得たことがとても恵まれていて私にはそれを最大限に生かす義務があるのだと感じました。使命と言ってもいいのかもしれません。そのことを日本にいる間でも常に意識しなければならないと感じました。また、濱さんは「受入国の人は自分を『日本人』として見る」ともおっしゃいました。派遣学生は皆日本人の代表ということです。普段、学校で先生が「制服を着た君たちの誰か一人が悪いことをすると学校全体がそういう学校だと思われる。」とおっしゃることがあります。これが国と国の間でも言えるという当たり前のことに改めて気がつきました。日本人の代表としてとして文化や歴史を伝え、派遣先の言語はもちろん、文化や考え方を学んで「親善大使」としての役目を全うできるように努めなければならないと思いました。

 二つ目は新しい留学の目的です。私は今まで留学の主な目的を英語の習得だと考えてきました。しかし、ローテックスやインバウンド、アウトバウンドの皆さんのお話を聞き、様々な留学の目的があることに驚きました。語学や異文化の習得の他に、「自分を変えたい」、「強くなりたい」、「洋楽や洋画への憧れ」、「日本のマンガがきっかけ」など本当に人それぞれでした。皆さんの話を聞いて、私は新しく、英語の習得を前提として相手との議論ができるようになりたいと思いました。日本人は自分の意見を言わないとよく言われますが、ローテックスのお話の中で「自己主張と妥協点のバランスを取るのに苦労した」というものがあり、それは今の日本人に足りないものであり持つべきものだと思いました。このように一人一人の異なる考え方を聞くことでとてもいい刺激を受けました。
 このオリエンテーションを通して私は以上のような事を考えました。また、ほとんどの人が初対面だったのに帰るころには「バイバイ」と学校の友達のように親しく手を振れるようになったことに驚き、うれしく感じました。ここでできたのだから派遣先でもできるかもしれないという自信も少し生まれました。また、私たちは特別に恵まれていることも感じました。テスト前の忙しい時期でしたが、こんなにも多くの事を感じさらに留学へのモチベーションが上がった二日間でした。充実した二日間を運営してくださったファシリテーターの大楠正子様とロータリークラブの方々、たった二日間で多くの事を学ばせてくれ、仲良くしてくれた学生の皆さんに心から感謝しています。

岡邉 晴香


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