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青少年交換委員会より 伊藤香織さん(倉吉RC) 読書感想文2

2014/02/24

「職業は武装解除」を読んで
 
 今回は、瀬谷ルミ子さんの職業は武装解除という本を読みました。
まず、はじめに多くの方が武装解除という言葉が聞きなれないと思います。
私も、武装解除というものが職業としてあること、主にどんな活動をしているのか全く知りませんでした。
武装解除というのは、紛争後、兵士たちが一般市民として生活できるようにするため職業訓練を行い社会復帰させるというものです。

 読んでいく中で、「助ける」ということがどうすることで本当にそうなるのかと考えさせられました。
国連のPKOのDDRの活動が現代社会にマイナスの影響をあたえることもあると書いてあり、具体的にどんな影響を与えてしまうのか。 紛争地域で一部の子供たちが自分は元兵士であったことを必死にアピールし、自分たちが困っていたらDDRの人に言えばいい。なぜなら、困っていると訴えさえすれば誰かが支援をしてくれる、自分たちの存在には価値があり、それに誇らしさを感じられるからというものでした。
本当は、自分は紛争に巻き込まれ辛いことを経験してきたはずなのに、生活していくために自ら加害者だとアピールをします。そのようなことが続けば、一般の貧しい人々はそれをみて、また紛争が起こった時に加害者になろうとする人が出てきてしまうかもしれません。 支援することでこのように社会に影響を与えてしまい、そこに住む人々の生活は紛争を許さないという気持ちはなく、助かるのなら加害者であると嘘をついてでも助かりたいと思ってしまうかもしれません。 また、このことから人の気持ちまで変わってしまうのだと悲しく感じました。ただ支援するだけではだめで、本当に助けるということは表面ではなくもっと深くから考えていかなければならないと思いました。

 私は以前からこのような仕事に興味がありました。
でも、やはり怖いと思ってしまうのが常に自分の身が危険にさらされていることです。
瀬谷さんの本にも様々なエピソードがありました。
銃をもった兵士に脅される、いつ爆弾がとんでくるかわからない、これは怖いというか驚いたのですが、軍人からセクハラを受けたことがありそのことを解決するためにPKO軍の兵士と対決したそうです。
また、ちょっとしたことで危険にさらされないようにするためにも常に相手を一瞬ひるませる道具を持っておく、刃物などは奪われたら危ないので基本的に持たないなど、気をぬくことは許されません。
自分が危険な目にあっても、現地の人たちのために頑張っておられることはとてもすごいと思いました。
私も誰かのために一生懸命になれる人になりたいと思いました。

 このような本を読むことは本当に得られることがたくさんあります。
小学校から平和学習をしてきていますが、日本にも世界にもそれぞれ課題があり、解決していくには一部の人達だけが頑張っていても何も変わりません。みんなでそういった意識をもっていかないと変わることはできないと思います。
私はこの本を通して、武装解除という仕事を知りました。そしてまた、世界の現状を知ることもできました。
普通に生活していて、このような本を読む人は少ないかもしれませんが、まず何かをきっかけにして知っていくことが大切だと思いました。                         
伊藤香織


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